マーケターのひとりごと

マーケティングに関する情報や参考文献、参考事例などを発信していければと思っています。

何人の人が必要?

今回は”数値”について話して見ようと思います。

当たり前だと思いますが、みなさんがやっている(やろうとしている)ビジネスにおいて、売上や利益などの目標は設定してますよね?「売上月間2,000万」とか「販売数1,000個!」などです。当たり前ですよね(笑)

ただ、この目標を達成するために必要な他の数値については、意外に考えられて無かったりします。このことについて、簡単な例を上げて説明したいと思います。

 

(例)

Aさんはインターネットで自分で作ったアクセサリーを販売しようと考えています。目標は1ヶ月で200万。いざスタートしたが、売上は半月たって50万程度だった。

 

この場合、何が問題だとあなたは思いますか?宣伝が足りない?物が良くない?

何が良くないのか?それをわかりやすくするために、目標とする数値を分解した数値を持っておくと対策が取りやすいです。上記の例でもう少し細かく分解した数値目標を作ってみたいと思います。

 

目標売上:月間200万

顧客単価:10,000円 

購入者数:200人

こうすれば、200万達成しますよね。ここまではできているひとも多いと思います。では200人の人に来てもらえれば達成しますか?もちろん、しないですよね。訪れた人が全員購入するとは限りません。そこでもう一つ設定しておきたい数値が「訪問者数」「購入率」です。例えば

購入率:10%(100人くれば10人の人が買ってくれる)

必要な訪問者数:2,000人

となれば、目標数値が達成です。

売上=顧客単価×購入者数(訪問者×購入率)

 という計算式になることがわかると思います。

これを設定していくと、どこに問題が起こっているのかがわかりやすくなります。上記の例が例えばこのような状態だったとすると・・・

 

50万(売上)=10,000円(顧客単価)×50人(購入者数)

      =10,000円(顧客単価)×1,000人(訪問者数)×5%(購入率)

どこに問題があるかお分かりですよね?この場合は購入率が予想より半分の5%というのが問題です。設定していた10%であれば、半月で100万ペースと予定どおりとなりますよね。購入率が悪いのは、商品に問題があったり、価格設定が悪かったり、商品の良さを伝えきれてなかったり。この辺を改善することで目標に近づけるかもしれないですよね。

では、実際やってみたが、購入率5%は妥当だった場合はどうしたらいいでしょう?もうお分かりですよね。訪問者を増やすしかありません。

 

というように、単純に目標数値だけでなく、その数値を分解して目標をもっておくことで、その後の行動や展開を考えやすくなります。

ぜひ丼勘定にならないためにも、これらを設定しておいてくださいね。

 

なおこれにはまると、数値遊びになってしまうので注意してくださいね!あくまで、これらの数値から問題点を探り、次のアクションに活かすことです。数値だけにならないように注意してくださいね!